おもしれー人形劇みたけど、そこに行き着くまでが前途多難すぎた

世界でいちばんおもしれぇ人形劇をみるまでの記録

東京から名古屋まである公演を見るためだけに行ってきたよ。

いやー、我ながらすごい行動力だね。たかだか50分の公演のために6時間かけて名古屋まで行き、8500円の新幹線こだまで帰ってくるってそりゃなかなかできるもんじゃないよね。

でも、you tubeで彼らを知った日から何度も何度も観て、「おもしろいなー、どうやったらこういう作品ができるんだろうなー」と常に頭の片隅に彼らの映像があったぼくにとっては日本にきてくれたってだけで歓迎するべきことだし、名古屋まで行くことになんの抵抗もありませんでした。

人形劇公演を検索することの難しさ

最初はTwitterで大阪公演のことを知った。

「え?日本くんの?マジ?いくしかねー」となり、東京でやるのかなやらないのかな?と必死で公演情報を検索。

ひとまず邦題の「アルファベットの人形たち」をTwitterで検索。

だめだ検索ワードが分解されて「アルファベット」でつぶやいた人とかを拾っちまう。

Twitterで「アルファベットの人形たち」と検索した際の検索結果画面

そこで完全一致「“アルファベットの人形たち”」で再検索。

この時点で完全一致”〇〇”という検索術を知らない人がこの公演にたどり着くのは不可能じゃんね。

こりゃ邦題に問題ありなんじゃ・・・?

MEMO

「が〜まるちょば」とか「しもとり ゆう」とかもダブルクォーテーションマーク””で囲んで”が〜まるちょば”とか”しもとりゆう”って検索しないと余計なの拾っちまうので知らない方は覚えておくとよいよ☆

そこでなんとか名古屋公演の情報を入手。でも、このサイトみると10/22って書いてあったのでこの時点では名古屋に行くのを諦める。

んで、普通の人だったらここで「あぁ、大阪と名古屋でしかやらないのか」とあきらめるところです。でもガッツと情熱にあふれているしもとりさんはここであきらめずに大阪公演のチラシに載っていた制作さんの名前を検索。(自分で言うのもあれですが普通こんなことまでして検索しませんよ笑”)

その名も「いいだ人形劇センター

ここは日本で一番人形劇に力をいれてるところだということをぼくは予め知っていたので検索しました。しかし、世の中こういう人ばかりではありません。人形のカンパニーの名前を知っていて、日本で公演をやるということであればぜひ観てみたいと思う人は他にも何人かはいたでしょう。その貴重な何人かが「いいだ人形劇センターは人形劇を盛り上げようとすげーがんばってるところなんだよ」っていう情報を知らなければこの段階で公演情報にはたどり着けません。その人たちが検索したときに公演情報にたどり着けないのは非常にもったいない。

さて、「いいだ人形劇センター」をgoogleで検索すると長野県飯田市でも公演することが発覚。(あとでわかったけど「アルファベットの人形たち」をgoogleで検索してもちゃんといいだ人形劇センターがでてきた。)

にしても東京公演の情報は全くでてこない。

ここであきらめる人も多かろう。でも、そこはガッツと情熱にあふれているしもとりさんだ。こんなことじゃ公演を観たいという気持ちをあきらめきれない。そこでいいだ人形劇センターのFacebookページに直接問い合わせをしてみる。

今までは、調べてもわからないことは自分の検索能力がないとあきらめてました。自分の非力さを嘆いていたのです。なぜならggrksという言葉を浴びせられるのが怖いから・・・

MEMO

あ、ggrksって用語、ご存知ですか?

昔のスラングで「ググれ、カス。」って意味です。なんでもかんでも聞きたがる人に対して「ここで聞く前にgoogleで検索しやがれ、カス野郎!」ってことですね。

当時のぼくは心底、そうだよなと思ったので何かに問い合わせをするならgoogleで検索しようと思います。そんで、いつしか「問い合わせで聞くのは恥。googleで検索してもわからないことは諦める」という思考になってしまいました。

んで、問い合わせたんですが、10分くらいで返信きました。あまりの素早さに問い合わせしようかどうしようか1時間くらい悩んでた自分を恨んだのはここだけの秘密。こんな短時間でわからなかったことがわかるなら人形劇界に関してはWebでの情報が少なすぎるのでガンガン問い合わせていこうと誓ったのでした。

聞くと大阪、名古屋、飯田の3都市のみ。東京公演はありませんとのこと。

ぐぬぬ。

ないならしょうがねぇ、あきらめるか・・・

とさすがにあきらめようとしたらようやく名古屋公演のチラシを発見。

「え?10/22じゃなくて10/21なの??平日なの?なんで?」と日程的に土日祝日は行けないから・・・とあきらめてたぼくは狐につままれた気持ちで2度見しました。

半信半疑ながら予約。自動返信で予約できたのか不安をかかながらすぐさま移動手段を手配。

するとこのTweetを愛知人形劇センターの方がRetweetしてくれたので、「あ、これで安心」と思ったんですが・・・・・?

Jordi bertran company「Visual Poems アルファベットの人形たち」

んで、やっとこさ名古屋について劇場につきました。受付で名前を言います。

「しもとりです。」

「はい、確認いたします・・・」

予約表を探すがぼくの名前はない模様。

「すいません。もう一度お名前よろしいですか?」

「しもとり・・・」

名前を書き記しながら復唱する受付さん。

「しぃ、 もぉ、 とぉ、 りっ ・・・ゆう?」

とこっちが下の名前を言う前に確認され思わず「

「はい、そうです。」とうなづいた。

あとで思わず、「俺のtweetみといて、いくってつぶやいてそれRetweetしてるのに予約表に俺の名前ないってどないことやねん!」と思ったけど、こんなことはここでしか書かないよ☆

ジョルディ・ベルトラン・カンパニー

んで、本編だけど、これはもうホントに終始笑顔で楽しく観られた。

3人の人形遣いが顔も隠さずアルファベットの形をしたスポンジを動かしていくかんじ。

もうね、ホントおもしろかったです。さいこー。

長文書いてて疲れちまったので公演の感想の比率明らかに少ないけど、最後にぼくがはまるきっかけになった彼らのYou tube貼り付けてこの記事を終わります。

そんじゃーねー。