こんにちは。パントマイムで生きてますしもとりゆうです。
- パントマイムなら自分にもできそうと思った方、
- 宴会や友だちの前で披露する持ちネタがほしい方、
パントマイムの壁、丁寧に解説します。
パントマイムの壁ができるようになるためのロードマップ
「人に対して両手をパーに広げて向ける動き」は世界広しといえども”パントマイムの壁”だけです。なので、両手を広げるだけで「お、壁じゃん」と言われたりします。
小学生でも真似しますからね。
ですが、一口に壁をやる方でも「ははっ、壁やってるね」って方から「おぉー壁あるようにみえるよ」っていう方まで様々です。そこでレベル表を作ってみました。
初級
レベル10 掌を垂直に広げたまま動かさない
レベル20 その手を動かさずに上半身が動かせる
初中級
レベル30 正面に壁を保ったまま横に移動できる
レベル40 横にも後ろにも壁をつくれる
中級
レベル50 壁を拭いたり扉を開けたりできる
レベル60 壁を押したりできる
中上級
レベル70 壁に押されつつも抵抗する表現ができる
レベル80 変なクセがなく演技できる
上級
レベル90 リズムや緩急で壁だけで5分もたせる
レベル100 壁だけで路上で人を止められる
とこんな感じ。
レベル100になるためには真面目に向き合っても2〜3年かかります。まぁ、このレベルはおおくの人にとって不要なクオリティーですので、これから連載する全4回の「独学パントマイムの壁シリーズ」では60くらいまでを扱います。
1発芸で教室の移動中に突発的にやるならレベル30
宴会のような何人かがしっかりと観ている場でやるならレベル60を。この場合は四方を壁に囲まれてそこから脱出するという流れができるよう目指します。
壁ができたという基準(レベル)をどこに定めるか
パントマイムの練習ってぶっちゃけ退屈なんですよ。最初は手が動かないための地道な反復練習です。しかも、いくら練習したところで「できた」「できてない」の明確な境界線があるわけでもありません。
というのも人に見せるときに“パントマイムの壁を表現する”という”前提”が観てる人やる人お互いにあれば、「あぁ、壁やってるのね」という一線は結構かんたんに超えられるんです。やる人も見る人も「はい、これからパントマイムの壁やります」っていう共通認識があれば、やってることが伝わるという意味で壁の表現は難しくないんです。
さらに言えば壁を表現している手(固定点)がブレブレのプロもいますし、固定点の精度がすさまじいプロじゃない人もいるのがパントマイムなのです。
また、パントマイムの壁を表現しているようで表現したいのは、壁に翻弄される自分。っていう場合もあります。
壁のテクニックを使って見せたいのは壁じゃないというケースも少なからずあるわけです。というかできるようになってくると壁の使い所はだいたいこっちです。 “壁”ではなく“自分”をみせてる場合は壁を表現している手の固定点の精度とかどうでもよくなってくるのです。
だから、上達が難しいといえます。
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上記の記事内でいうパントマイムができるというラインをどこにもってるのか。
そのラインは自分で設定するしかありません。
また見せる相手はやさしい身内なのか、厳しい他人なのか。
見てる人に「これから自分はパントマイムを披露する」という前提があるのかないのか。
でパントマイムの難しさは180度変わってきます。
最初はやさしい身内に見せて「すごいじゃ〜ん」と言われれば、次第に不特定多数の人の前でやる機会を増やしていきましょう。
パントマイムの壁のやり方概要←今ここ
パントマイムの壁のやり方①
パントマイムの壁のやり方②
パントマイムの壁のやり方③